電飾(ランプなど)
昔は室内灯や火の表現などには豆電球やムギ球を使っていましたが、今では消費電力が少なく光が安定しているLEDを多用するようになりました。大きさも様々なものが販売されていて選択肢が増えたのは良いことですが、その分、電飾を初めてしたい人にとっては、どれを使えばいいのかわかりづらくなったかもしれません。ここでは具体例をいくつか紹介してみようと思います。
作成例 行燈
江戸時代に使われたといわれている行燈(あんどん)です。ここではムギ球を使っています。
行燈の足からコードを伸ばしています。電飾をする場合は電源の位置が大事なので、どこからコードを伸ばすのかを考えておきましょう。コードがばれないようにセットに穴を開けることもよくあります。
伸ばしたコードは直流安定化電源という機器につなげます。直流安定化電源とは、家庭用コンセントの交流電源をLEDや電球で使える直流電源に変換する機器です。電流と電圧も調節できるので、電飾をする場合は重宝します。
火のパーツを用意します。100円ショップでも売っている「おゆまる」という、お湯につけると柔らかくなる素材を使って火のパーツを作ります。ムギ球に差し込めるように穴を開けておきます。
火のパーツを差し替えながら1コマずつ撮影すれば下のような火のゆらぎを再現できるムービーになります。
作成例 電気ランタン
LEDを使った電気ランタンです。テーブルの天板に穴を開けて下にコードを伸ばしています。
電源は上記の直流安定化電源以外にも、下記の調光器と電源アダプターのセットでも使えます。アダプターの径を合わせたり、コードをつなげる手間はありますが、揃えてしまえば手軽で便利な方法です。
電源アダプターと調光器を購入。調光器と接続する端子を購入して、自分でLEDライトのコードにつなげれば完成です。
作成例 懐中電灯
セットに据え置きの電飾はコードを伸ばして電源に接続することが可能ですが、人形が持っているものを電飾しようとするとコードをどこに伸ばせばいいか悩みどころです。こういうときはLEDの強みを生かせます。消費電力が少ないのでボタン電池でも数時間かかる撮影に耐えることができます。
コードから伸びているコードは人形の腕の中に隠して、ボタン電池は背中に張りつけます。カメラのアングルによってボタン電池の場所は前にも後ろにも付け替えられます。
作成例 スマートフォン
LEDは極小サイズのものもあるので、とても小さなスマートフォンに仕込むことも可能です。
昔に比べたら電飾に使える光源の種類がとても増えて、今までは出来なかった電飾が可能になりました。色々と新しい仕掛けを考えて、試してみてください。