目のアニメ(まばたきなど)
人形アニメーションの人形で目を動かす方法をいくつか紹介します。
目を別パーツにする
漫画的な表現でキャラクターものに使うことが多い方法です。顔に目を両面テープやピンで刺して固定します。
虫ピンを切断したものをパーツの裏に取り付けて顔に刺して使います。顔の中にコルクを仕込んでおきます。
怒り目や泣き目など、いくつかのパターンを作っておいて、付け替えながらコマ撮りしていきます。
目玉を埋め込む
キャラものから人間キャラまで幅広く使えますが、主にクレイアニメで使われる方法です。
目玉にはビーズを使います。ビーズ以外でも穴のあいている球状のものであれば代用できます。
ビーズに黒目を描きます。穴が黒目の中央に来るようにします。
顔に目玉をはめるくぼみを作ります。
アニメートするときは穴に楊枝などの棒を挿して目玉の向きを変えます。
実際に動かしてみた動画です。
黒目を別パーツにする
キャラものから人間キャラまで幅広く使えますが、白目があることが条件になります。
黒目はプラ板をそのまま切り出したものを使うと端が浮いてしまうので、白目のカーブに合わせて膨らんでいるものをヒートプレスで作ったものを使います。白目のふくらみに近いものを用意します。
厚さ1mm程度のプラ板を用意してライターなどで焦げないように気をつけて熱してから白目の型に押し付けます。
黒目の大きさにハサミで切ってやすりで形を整えます。
着色して完成です。
顔に張り付けるときはペーパーボンドや両面テープを使います。
まばたきについて
まばたきをアニメするときは、何パターンかのまぶたを作っておいて1コマずつ付け替えていきます。まぶたの枚数はキャラクターのデザインや性格を考えて決めます。敏捷で活発なキャラなら素早くパチパチしたほうがいいから3パターンとか、のんびり屋でまったりしているキャラなら5パターンといった感じです。
まぶたの素材は人形の顔の素材に合わせます。顔が粘土で出来ていたら、まぶたも粘土で作ります。顔が硬いパーツで出来ていたら、まぶたもプラスチックなどで上記のヒートプレスと同じ方法で作ります。
まぶたを顔につけるときは、細く切った両面テープやペーパーボンドなどを使います。