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吊りによる人形の固定
人形に糸を結んで器具の下にぶらさげて撮影をする方法です。一般的に糸はタングステン線を使うことが多いようですが、手を切ったり線を切ってしまったりすることがあるので取り扱いには注意が必要です。太さはそのときに応じて使い分けますが慣れないうちは0.05mmぐらいが切れにくくて、いいかもしれません。細いものでは0.03mmを使うこともあるそうです。
しかし、最近は吊りによる撮影はあまり行われていないようです。吊りの場合は人形の揺れが止まるまで待つ必要があるので撮影に時間がかかってしまいます。今はロッドを使った突き出しによる固定が主に使われています。ロッドが画面に写ってもデジタル修正が容易になったのも理由の一つだと思います。

作成例
全体図です。撮影台の上に木材やアルミの角材を渡して、その上に吊り具を設置します。吊り具は、人形を吊るす糸を操作する部品(下部)と、そのパーツを上下に移動させる部品(上部)の2つから構成されています。
上部は、撮影台の上に設置したレール上を左右にスライドする機能と、下部を上下に移動させる機能があります。
レールを挟む部分は幅を調節できるように作り、上下に移動させる部分はラック&ギアを使い、右のハンドルでラックを上下に移動させて左のちょうねじを締めることでラックが落ちないように固定します。
下部は、円盤状のパーツに糸を吊るす部品を複数固定したものです。円盤状のパーツは照明のじゃまにならないように透明なアクリル板を使うか、黒く着色した真鍮板などを使います。
また、円盤は回転出来るようにして人形を空中で回転させたい場合に対応できるようにします。
糸の長さを調節する部分です。ミシンに使う金属製のボビンとラジオなどに使うダイヤルで作っています。ボビンにタングステン線を巻いて長さを調節出来るようにします。
テストムービー(30フレーム/秒)
撮影日:2000年10月
バック転&回し蹴り(ファイル容量:383kバイト 時間:6.8秒)