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カメラの基本
コマ撮りに使うカメラは一般のデジタルカメラで十分ですが、一般的な写真を撮る場合とは違って、いくつかの設定をマニュアルにして撮影を しなければいけません。コマ撮りに必要な最低限の知識を簡単に紹介したいと思います。

1.露出
露出とは、わかりやすく言うと写真の「明るさ」です。記念写真などを撮るときには露出を「オート」にすることが多いです。自動露出(AE) と言われる機能です。しかし、コマ撮りの撮影をするときはこの自動露出は使わずに「マニュアル」モードにして自分で露出を決めます。
自動露出(AE)モードを使うとカメラが自動的にちょうどいい明るさに調節して写真を撮ってくれますが、例えば人形が画面の中に入ってくるところを このAEモードで撮ると、このようになってしまいます。

写真ごとの明るさが違ってしまい、見づらくなっているのがわかると思います。これは人形が入ってくることで画面全体の 明るさが変わってしまい、写真を撮るごとにカメラが自動的に明るさを変えてしまっているからです。つぎに露出をマニュアルにして撮影してみます。

今度は人形が入ってきても画面の明るさが変わることはありません。このようにコマ撮りでは露出はマニュアルモードで固定して撮影します。

2.ピント
日本語で書くと「焦点」です。これも外で写真を撮るときにはオートにすることが多いです。いわゆる「オートフォーカス」という機能です。 これもコマ撮り撮影の場合はマニュアル設定にします。実際に撮影した映像を見たほうがわかりやすいと思うので試しにオートフォーカスで 撮影したコマ撮りを見てください。

人形が動くたびに焦点が背景や人形に移動しているのがわかると思います。これはオートフォーカスの場合は、ピントを合わせる範囲というものが あるからです。このコマ撮りをしたときは写真の中央にあるものにピントが合うように設定されているので、人形が画面の端に移動したときには 写真の中央にあるのは後ろの壁しかないので、背景にピントが合ってしまった。という訳です。 次にピントをマニュアルにして撮影してみます。

このようにマニュアルでピントを合わせると、人形の動きにあわせて焦点が動くことも無く見やすい映像になります。
コマ撮りの場合は、どこにピントを合わせたいのか。を決めてマニュアルで撮影するのが基本です。

3.ホワイトバランス
簡単に言うと、色を正確に映し出すための機能です。例えば白い粘土で人形を作っても照明に使う光源によって、その白が 赤っぽく見えたり青色っぽく見えることがあります。これは光源の色温度の影響です。ここではこれ以上詳しく説明しませんが、 (知りたい方はウィキペディアなどを見てください)このホワイトバランスも露出と同じようにオートモードがあります。 しかし、これも露出のときと同じようにオートで撮影をすると写真を撮るごとに設定が変わってしまい、画像をつなげて動画に したときに明るさが変わって見づらい映像になってしまいます。つまりコマ撮りの場合はホワイトバランスもオートではなく 固定して撮影しなければいけません

以上のように、コマ撮りの撮影をするときは、露出・フォーカス・ホワイトバランスの3つは必ずオートモードではなく、 マニュアルモードにするのが基本です。