トップ人形アニメの作り方 Dragon Stop Motion


Dragon Stop Motion
DZED Systemsから発売されているコマ撮り用ソフトです。 一眼デジカメをUSBで接続してパソコンから操作することが可能です。このソフト上でシャッターを押すと、動作確認用の小さな 画像と本番用の大きなサイズの画像の両方を撮影してくれるので、ビデオアシストシステムと本番環境を一台のデジカメに統一 することが可能になりました。一眼デジカメ以外にもUSB接続のWebカメラや1394ケーブルで接続したビデオカメラ・HDMIで接続 したビデオカメラにも対応しています。
操作性も高く、専用のコントローラーもあり使い勝手も良く、将来性の高いソフトです。Ver2.3から日本語にも対応しました。 (ただしオンライン翻訳レベルなので、あまり翻訳の質は高くありません[2010/02/02時点])

ただしライブビュー(カメラのファインダーから覗いた映像をPCでリアルタイムに見ることが出来る機能)に対応している 一眼デジカメを使う必要があります。公式サイトに対応機種の一覧があるので、使用するカメラを確認したほうがいいでしょう。 また、一眼デジカメのCCDはライブビューモードにしておくと過熱するので、長時間使用していると冷却のために一時使えなくなる といった欠点もあります。(ソフトには2分間カメラを操作していないと自動的にカメラのライブビューモードを切る機能が あります)
試用が出来るトライアルバージョンもあるので購入する前に試してみることをお勧めします。

製品の詳細とオンライン購入はこちら

主な特徴
パッケージには、専用コントローラー(USB接続のキーパッド)と3D用メガネ・コントローラーガイド・フォーカスターゲットが ついています。CD-ROMはついていないので、製品そのものは公式サイトからダウンロードしてインストールします。 シリアルNoは注文時にメールで届くので、それを使用します。

1.データ管理方式
このソフトでは撮影する画像データをプロダクションという大分類とシーンという中分類、テイクという小分類に分けて管理します。 プロダクションには作品名をつけてシーンにはカットNo、テイクにはテイク数を書きます。シーンは3文字までの半角英数。テイクは2ケタの 数字を入れることが出来ます。
データの保存は、『プロダクション_シーンNo』というフォルダが作られて、その中にテイクごとのフォルダが作られます。テイクのフォルダ内は 図のような形でデータが保存されます。
2.画面構成
アニメーション画面とカメラ映画撮影画面があります。シーンとテイクを指定するとアニメーション画面が開きます。 この撮影画面の目玉アイコンをクリックすると映画撮影(カメラの設定)画面が開くので、ピントや露出・シャッター 速度を指定します。このときに露出をロックしないと撮影時にチラツキが発生してしまうので注意しましょう。 カメラの設定が終わったら撮影画面に戻り、コマ撮りの撮影を始めます。
3.動作確認
撮影中に動作を確認することができます。アニメーションウィンドウにある再生ボタンで今まで撮影したものを再生 します。(ループ再生や指定した間の撮影も可能)
また、コマ送りで見たい場合は、左図のようにカーソルキーで前後の画像を見比べることも可能です。ここの操作は ランチボックスに近いものがあります。
4.ライブビュー停止機能
カメラのCCD過熱を防止するため、ソフトを2分間操作しないとカメラのライブビューが自動的に切られます。 撮影を再開する場合は「ctrl+R」ボタンを押すと再度ライブビューモードに切り替わります。
5.トグルモード
トグルモードをONにすると自動でライブビューの映像とひとつ前に撮影した画像を交互に表示して、どれくらい人形を 動かしたのかを確認することが出来ます。 ただし、トグルモードをONにしたままだとライブビュー停止機能が働かないので、CCDの過熱を早める危険があります。 トグルモードはこまめにOFFにして使った方がいいと思います。
6.メモ機能
アニメーションの手助けとして画面に直線や曲線などのメモを書き込むことが出来ます。鉛筆モードや消しゴムモードなど 多彩な機能がついており、使い勝手はとても良いです。

ソフトの開発にはアニメーターが関わっているだけあって全体的にソフトの出来はとても良いです。 ただし、トグルモードの周辺でバグはいくつかあり、何か操作をする場合はトグルモードは必ずOFFにしてから 操作することをお勧めします。 また、日本語対応しているといっても怪しい日本語が所々に見られるので、日本語対応していることをあまり 過信することも危険かもしれません。
しかし、その点を差し引いたとしても、CLAYTOWNとSTOPMOTIONPROの良いとこ取りのような機能の充実さは、 捨てられない大きな長所だと思います。
また、一般のデジカメ用のレンズを使用しても照明のチラツキはかなり抑えられており、その点でも評価は 高いソフトだと思います。